日本時間6月17日(現地16日)、ワシントン・ウィザーズはスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)の来季契約を更新しないと発表した。トミー・シェパードGM(ジェネラルマネージャー)は、今後速やかに後任を探すという。 シェパードGMはブルックスが若手の育成などに尽力したことを称賛するとともに、「コート上とコミュニティの両方での活動に感謝しています。特に過去15か月にわたる未曾有の出来事の間に、チームをまとめる助けとなってくれたことを尊敬しています」とメッセージを述べている。 ブルックスは2016年4月27日(同26日)にウィザーズの指揮官に就任。在籍中、183勝207敗(.469)を記録。勝利数は球団史上5位にランクインしている。また、昨季入団した八村塁を1年目から積極的に活用し、今季終了後のインタビューでは「2年目のシーズンですごく成長した。オフェンスはさらに向上していくだろう。ジャンプショットも今年は一歩前進した。ボールハンドリングもまだこれからだがよくなっている。ディフェンス面での万能さは、来季さらに大きく前進すると思っている」とコメントしていた。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が入手した情報によると、両者は新しい契約の条件で合意に達することができなかったという。 さらに同日、ニューオーリンズ・ペリカンズは、スタン・バンガンディHCがチームを離れると発表した。バンガンディHCはこれまでのコーチキャリアで通算554勝425敗(.566)という戦績を誇り、ペリカンズには2020年10月23日(同22日)に就任。ディフェンス力の向上を目指したものの、ディフェンシブ・レーティングはリーグ23位(113.3)、被3ポイント成功率は同25位(38.0%)と低迷した。チームも31勝41敗(.431)と負け越し、プレイオフを逃している。 後任の候補には、ジャック・ボーンAC(ブルックリン・ネッツ)やジェイソン・キッドAC(ロサンゼルス・レイカーズ)らに加えて、ペリカンズのフレッド・ビンソンACの名が挙がっている。