日本時間6月17日(現地16日)、フェニックス・サンズは司令塔のクリス・ポールが、健康・安全プロトコル入りしたと発表した。すでにカンファレンス決勝進出を決めているサンズだが、離脱することになったポールが同シリーズに間に合うかは現時点では不透明だとした。 ポールの状態については、20日(同19日)に再度診断される予定。今季は新型コロナウイルスに感染した選手が2週間以上チームを離れるケースが多かったが、『AP通信』が関係者から得た情報によれば、ポールはすでにワクチンを接種しており、過去のケースより早期に復帰する可能性もあるという。 今季よりサンズに加入したポールは、今季70試合で平均16.4得点、4.5リバウンド、8.9アシスト、1.4スティールを記録し、チームの11年ぶりとなるプレイオフ進出に貢献した。プレイオフでは1回戦で右肩を負傷するも、1試合も欠場することなく平均15.7得点、4.1リバウンド、8.7アシスト、1.2スティールと活躍。リーダーとしてチームをカンファレンス決勝に導いた。 ユタ・ジャズとロサンゼルス・クリッパーズのカンファレンス準決勝の結果次第だが、カンファレンス決勝は早ければ21日(同20日)に開幕する。サンズ飛躍の功労者であるポールが欠場となればチームにとって大きな戦力ダウンとなるだけに、早期の復帰が期待される。