フィラデルフィア・76ersは、日本時間6月12日(現地11日)に開催されたアトランタ・ホークスとのカンファレンス準決勝第3戦に127-111で勝利した。 シリーズ2勝1敗と優位に立つことに成功した76ersだが、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は第3戦での勝利はベン・シモンズの活躍が鍵だったと振り返った。『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者が報じている。 「彼が速攻やポストで攻めるチャンスを逃していると感じていた。だから彼には、後半はもっとポストで使うと伝えたんだ。彼は素晴らしかったね。スピードとパワーで我々が求めたプレイを披露してくれた」 試合で18得点、7アシストを記録したシモンズだが、そのうち11得点、3アシストは第3クォーターにマークしたものだった。同クォーターにチームが挙げた34得点中30得点にシモンズと相棒ジョエル・エンビードが関与。2枚看板の活躍により、76ersは第3クォーター終了時に20点差のリードを奪い、勝利を手繰り寄せた。 守備ではホークスのエースであるトレイ・ヤングをマークし、オフェンスでは司令塔としてのタスクを担うシモンズは、「積極的にペースを上げ、中に切れ込み、チームメイトを見つけようとしただけ。後半は上手くできたと思う」と自身の出来についてコメント。また、最優守備選手賞はユタ・ジャズのルディ・ゴベアに譲ったが、「最終的な目標は優勝。そのためにも高いレベルで自分の仕事を行わないといけない」と語った。 ホークスとのシリーズでは平均13.0得点、8.0アシスト、2.3スティール、FG成功率76.2%を記録するシモンズ。15日(同14日)の第4戦でも指揮官の期待に応える活躍を披露し、シリーズ突破に王手をかけることができるか。