ロサンゼルス・レイカーズは、ウェスタン・カンファレンスのプレイオフ1回戦でフェニックス・サンズにシリーズ成績2勝4敗で屈し、リーグ2連覇の夢は潰えた。レブロン・ジェームズと並ぶ大黒柱であるアンソニー・デイビスの怪我に泣いた面はあるが、フランチャイズの伝説的司令塔マジック・ジョンソンは、デニス・シュルーダーを名指しで批判している。 シリーズ初戦を落としたレイカーズは、その後の2連勝で一度は勝ち越したが、3連敗を喫して1回戦で姿を消す形となった。鼠径部の負傷で第5戦を欠場したデイビスが、第6戦に強行出場するも状態が悪化して交代せざるを得なかったのが響いたが、ジェームズとデイビスの2枚看板に続く選手がいなかったのも早期敗退の一因となった。 レイカーズのレジェンドであり、かつて球団社長も務めたマジック・ジョンソンは『AM 570 LA Sports』で、シリーズ6試合で平均14.3得点、3.0リバウンド、2.8アシスト、シュート成功率40.0%、3ポイント成功率30.8%に終わったシュルーダーについて言及。今オフに完全FA(フリーエージェント)となる27歳に矛先を向けた。 「私はシュルーダーがレイカーだとは思わない。これはあくまで私の意見だ。彼ら(レイカーズ)が彼と再契約して(ロースターに)戻すかどうかは分からない。私は我々が必要としている勝者のメンタリティーや雰囲気を持っているとは思わない。このシリーズでそれを示すチャンスだったが、それに失敗した」 あくまで“個人的見解”としつつ、シュルーダーはレイカーズに、そして再契約に値しないと主張したマジック・ジョンソン。チームは今オフ、どのような決断を下すのだろうか。