日本時間5月31日(現地30日)にTDガーデンで行なわれたボストン・セルティックス対ブルックリン・ネッツ戦の終了後、ネッツのカイリー・アービングがロッカールームに下がる際に、観客からペットボトルを投げつけられる騒動があった。『ESPN』が関係者から得た情報によると、その観客はボストンの警察に逮捕されたという。 アービングは、「チケット代を払って素晴らしいパフォーマンスを観に来てくれたことには感謝している。でも、映画館にいるわけじゃない。トマトでもなんでも、投げつけるのはおかしい」とコメントしている。また、TDガーデンの広報も「観客の行動規範の違反には一切許容しない。この観客はTDガーデンから永久追放の対象になる」と声明を発表した。 先日もワシントン・ウィザーズのラッセル・ウェストブルックがポップコーンをまかれたり、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが唾をはかれたり、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントの家族がファンに野次られるなど、一部のファンの暴走が問題となっている。 ネッツのケビン・デュラントは、「新型コロナウイルスのパンデミックで1年半も家にいたら、多くの人がイライラしたり、ストレスを感じていることは知っている。でも、試合に来たらこれらのことに気づかなきゃいけない。試合に出ているのは人間。我々は動物じゃない。我々はサーカスでもない」と苦言を呈した。 一方で、試合後にアービングがセンターサークルのセルティックスロゴを踏みつけたように見える場面があり、SNSではそうした行動を批判する声も挙がっている。 なお、この試合でアービングは39点、11リバウンドを記録。42点を挙げたデュラントや23点、18アシストをマークしたジェームズ・ハーデンの活躍もあり、ネッツが141-126でセルティックスを撃破。シリーズを3勝1敗とした。第5戦は6月2日(同1日)にバークレイズ・センターで行なわれる。