日本時間5月28日(現地27日)、NBAはファンの行動に関して声明を発表した。 「多くのNBAファンが私たちのアリーナに戻ってきたことは、大きな興奮と始まったばかりのプレイオフにエネルギーをもたらしました。しかし、選手やオフィシャル、ファンすべてに敬意を表することが重要です。関係者全員が安全で尊重される環境を確保するために、ファンの行動規範が適用されます」 リーグでは新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいることから、各地で観客数の数を増やしていた。しかし、一部のファンがアリーナで問題行動を起こし、物議を醸している。 27日(同26日)に行なわれたフィラデルフィア・76ers対ワシントン・ウィザーズ戦では、ウィザーズのラッセル・ウェストブルックが足首を痛めてロッカールームへ戻る際、頭上に観客からポップコーンをまかれるというトラブルが発生した。レイカーズのレブロン・ジェームズはこの件に反応し、SNSで「怪我で今夜の試合から去ろうとしていたラスにポップコーンを投げたのが誰か知りたい」とコメントしている。その後76ersは声明を発表し、ウェストブルックへの謝罪とともに、その観客を特定してシーズンチケットを取り消すとともに、会場から無期限追放にすると発表した。 さらに同じ日、ニューヨーク・ニックス対アトランタ・ホークス戦では、ホークスのトレイ・ヤングがニックスのファンから唾を吐かれ、ユタ・ジャズ対メンフィス・グリズリーズ戦ではジャズのファン3人がグリズリーズのジャ・モラントの家族を野次っていたことが明らかに。なお、これらすべての観客は、それぞれの会場から無期限で追放されることになった。