日本時間5月26日(現地25日)、フェニックス・サンズ・アリーナでウェスト2位のフェニックス・サンズ(51勝21敗)と同7位のロサンゼルス・レイカーズ(42勝30敗)による、プレイオフ1回戦第2戦が行われる。11年ぶりのプレイオフ進出を果たしたサンズは、デビン・ブッカーが34得点、7リバウンド、8アシスト、ディアンドレ・エイトンも21得点、16リバウンドと活躍を披露し、99-90でシリーズ第1戦に勝利した。ホームで連勝して有利にシリーズを進めたいサンズだが、第2戦では司令塔クリス・ポールの状態が気がかりとなる。 ポールは第1戦の第2クォーター残り9分24秒にチームメイトのキャメロン・ジョンソンと接触し、右肩を負傷。苦悶の表情を浮かべ、コートに倒れこむ姿を会場に集った約1万2000人のファンが固唾を呑んで見守った。一度ロッカールームに戻ったのち再びコートに戻ると、最終的に36分の出場で7得点、8アシストを記録。しかし、負傷後は普段見られないドリブルのミスや、右手の使用を極力避けるシーンが散見され、4得点、3アシストと本来の姿からは程遠かった。第2戦も出場する予定だが、過去のプレイオフで数多くの故障に泣いてきた「ポイント・ゴッド」の状態は、勝敗を左右する大きな要素となるだろう。 奮起が期待されるのが、エースのブッカーだ。今季レギュラーシーズンは平均出場時間が33.9分だったが、プレイオフデビュー戦となった第1戦は両チーム最多の45分コートに立ち、得点だけでなくプレイメイカーとしても存在感を発揮。ポールが万全ではない第2戦も、フル稼働でオフェンスをリードすることが求められる。 一方、黒星スタートとなった昨季王者のレイカーズは、アンソニー・デイビスの復調が欠かせない。今季は平均21.8得点を記録したが、第1戦では13得点、7リバウンド、FG成功率31.3%と不発。ペイント内ではサンズのエイトンに圧倒されることも多く、試合を通して最後までリズムに乗れずに終わった。レギュラーシーズンの5月10日(同9日)に対戦した際は、今季最多の42得点、12リバウンド、5アシスト、3スティール、3ブロックと獅子奮迅のパフォーマンスを披露するなど、サンズとの相性は悪くないだけに次戦は序盤からアグレッシブに攻めていきたい。
■ロサンゼルス・レイカーズ対フェニックス・サンズ 日時:日本時間5月26日(水)午前11時 会場:フェニックス・サンズ・アリーナ 解説:佐々木クリス / 実況:加藤暁