ポートランド・トレイルブレイザーズは、日本時間5月8日(現地7日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で今季初めて本拠地モダ・センターに観客を動員した。 プレイオフ出場確定ラインのウェスト6位以上を目指すチームはそこからホーム3連勝を記録。シーズン最終盤で調子を上げるなか、チームの大黒柱であるデイミアン・リラードがファンの前でプレイできる喜びを語った。140-129で勝利した11日(同10日)のヒューストン・ロケッツ戦後のコメントをケイシー・ホルダール記者が伝えている。 「(ファンがいると)大きく変わるね。僕らはファンにとってチームや選手がどのような意味を持っているのか理解している。僕個人としても、アリーナで『デイム、愛しているよ!』『いつもありがとう!』と生の声援を聞き、自分のユニフォームを着た人々のチームに対する誇りを感じて元気づけられるんだ」 ブレイザーズが本拠地に観客を迎え入れたのは、2020年3月11日(同10日)以来初。その後は新型コロナウイルスの影響により無観客で試合を行なっていた。 ロケッツ戦ではモダ・センターに1939人の観客が集結。34得点、9リバウンド、6アシストとオールラウンドな活躍を披露したリラードは「自分が本当に大切にしていたものを思い出したよ。これが僕にとって重要なことなんだ」とファンの前でプレイする喜びを噛みしめた。 プレイオフ出場確定のマジックを2とするブレイザーズ。13日(同12日)には敵地ビビント・スマート・ホーム・アリーナでウェスト首位のユタ・ジャズと対戦するが、ホームで得た勢いそのままに勝利を飾れるか。