ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスは、日本時間5月7日(現地6日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦で背中の痙攣を起こし、第1クォーター途中でコートを退いた。それでも、対戦相手のカワイ・レナードはデイビスを「唯一無二の存在」と称賛している。 昨季レイカーズ移籍初年度でリーグ優勝を経験したデイビスは2年目の今季、2月15日(同14日)に行われたデンバー・ナゲッツ戦で負傷退場。右ふくらはぎの肉離れと、右アキレス腱炎の悪化と診断された。 30試合の欠場を経て、4月23日(同22日)のダラス・マーベリックス戦で戦列復帰。4月29日(同28日)のワシントン・ウィザーズ戦で26得点、5月4日(同3日)のデンバー・ナゲッツ戦で25得点を挙げるなど、少しずつ本来の支配力を取り戻しつつあった。 クリッパーズ戦でもスターターに名を連ねたが、スコアラーテーブルを踏んだ際に足首を捻り、その後背中の痙攣を起こして、第1クォーター残り2分50秒で交代。その後はプレイせず、4得点、1リバウンドに終わった。 対するクリッパーズは、ポール・ジョージが24得点、7リバウンド、5アシスト、レナードが15得点、8リバウンド、6アシストとチームを牽引し、同じロサンゼルスを拠点とするライバル相手に118-94で快勝を収めた。 そのなかで、ゲーム序盤でデイビスをスローダウン(フィールドゴール9本中2本のみ成功)できた理由について問われたレナードは、デイビスを称えたという。『Sports Illustrated』のメイソン・ビサダ記者がコメントを伝えている。 「彼(デイビス)は素晴らしいバスケットボールプレイヤーで、唯一無二の存在だ。だから、彼の前に立ちはだかって、簡単にプレイできないようにする。だいたいそんな感じだね」 コンディションさえ万全であれば、デイビスの実力は周知の事実。レイカーズがリーグ2連覇を果たすためには、足首の怪我を抱えるレブロン・ジェームズとともに、デイビスの活躍は不可欠となる。