NBAにおいてポイントガードは、最も豊富なタレントが揃うポジションと言っても過言ではない。ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、クリス・ポール(フェニックス・サンズ)、ラッセル・ウェストブルック(ワシントン・ウィザーズ)など、名だたる選手がしのぎを削っている。 そんななか昨季新人王に輝いたメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントは、自身がリーグ屈指のポイントガードであると考えているようだ。21歳の若き司令塔は、日本時間5月5日(現地4日)に、『TNT』の『NBA on TNT』に出演。解説を務めるシャキール・オニールから「自分自身をどのように評価している?」と聞かれた際に、リーグ5指に入ると豪語した。 「トップ5であることは間違いないと思っている。ただそれだけ。シンプルなことだよ」 モラントは今季56試合で平均19.1得点、3.9リバウンド、7.3アシストを記録。司令塔兼スコアラーとして、5日時点でプレイイン・トーナメント出場圏内のウェスト9位(32勝32敗)につけるグリズリーズを牽引している。 類い稀な身体能力でハイライトプレイを量産するモラントがリーグトップクラスのポイントガードであることは間違いないが、トップ5に入っているかは議論の余地が残る。成功率29.8%という課題の3ポイントを改善し、チームをより上位に導くことができれば今後さらに評価を高めることだろう。