日本時間4月29日(現地28日)にフェニックス・サンズはロサンゼルス・クリッパーズと対戦し、109-101で白星を飾った。この勝利により今季の戦績を44勝18敗として、2010年以来となるプレイオフ進出を確定させた。 キャリア6年目で自身初のポストシーズン出場が決まったサンズのエース、デビン・ブッカーは「ついにこの時がきた」と喜びを噛み締めた。試合後のコメントを『ESPN』が伝えている。 「過去にサンズでプレイした選手たちは、新たなレベルに達したと感じるだろう。(プレイオフが)楽しみだ。状況が改善されて会場を一杯にできるといいね。雰囲気、エネルギー、街全体が盛り上がるよ」 10シーズンにわたりプレイオフから遠ざかっていたサンズ。この長さはNBAワースト5位タイだったが、この不名誉な記録についに終止符を打った。 ブッカーとともにチームの原動力となったのが、オクラホマシティ・サンダーとのトレードで今季開幕前に加入した35歳のクリス・ポールだ。過去10シーズン連続でプレイオフに出場しているポールは、持ち前のリーダーシップを発揮してチームを牽引した。 この日、試合終盤でホームの観客からMVPチャントを受けたベテラン司令塔は、サンズをプレイオフに復帰させることは「難しいことではなかった」と語っている。 「ブック(ブッカーの愛称)がどういう人なのかも分かっていたし、彼から他の選手についても聞いていた。それにモンティ(ウィリアムズHC)の下でプレイ(2010-11シーズン)したことがあったから、彼がどれほど細部にこだわるかも知っていた。そしてここに到着し、すでに築かれたカルチャーを目にしたんだ。スペシャルなチームだよ」 レギュラーシーズンではユタ・ジャズに次ぐ勝率(.710)を挙げているサンズ。待ちわびたプレイオフの舞台でも、この快進撃を続けることが期待される。