NBA最新パワーランキング、ケビン・デュラント復帰のネッツが1位浮上「KDの多様性は攻撃を止められなくする」

2020-21シーズンのNBAも佳境を迎え、カンファレンス首位やプレイオフ進出枠争いも熾烈となっている。ポストシーズンを見据えた戦いを見せるチームも出てくるなかで、『NBCスポーツ』のカート・ヘリン記者は最新のパワーランキングを実施。巨大戦力を誇るブルックリン・ネッツが1位に急上昇した。 ネッツは日本時間4月24日(現地23日)のボストン・セルティックス戦から3連勝。ジェームズ・ハーデンが右ハムストリングの肉離れにより欠場が続くなか、ケビン・デュラントが復帰して好調フェニックス・サンズ撃破にも成功した。ヘリン記者は、前回7位からの急浮上について、デュラントの存在に言及している。 「スティーブ・ナッシュは最優秀HC(ヘッドコーチ)の資格がある。イースト1位で、ネットレーティングで+4.5。リーグ1位のオフェンス・レーティングを誇る。怪我人が多く、デュラント、ハーデン、(カイリー)アービングは7試合しか一緒にプレイしていない。絶え間なくラインナップを変えないといけなかったが、ナッシュの冷静なスタイルはまさにネッツのHCに必要なものだ。デュラントが戻ってサンズも撃破。彼の多様性はネッツの攻撃を止められなくする」 2位はサンズが前回4位から浮上。セルティックス、ネッツに連敗はあったが、ベテラン司令塔クリス・ポールを中心に、デビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトンと軸はしっかりしている。5月1日(同4月30日)にユタ・ジャズ戦を控えており、カンファレンス首位を狙う上で必勝の一戦となるだろう。 ロサンゼルス・クリッパーズはカワイ・レナード(右足痛)、パトリック・ベバリー(左手骨折)、サージ・イバカ(背中)など負傷者続出ながら、オフェンス・レーティング2位、ディフェンス・レーティング9位と依然攻守で上位をキープ。順位を一つ落とすにとどまった。 リーグ最高勝率のユタ・ジャズは、下位のミネソタ・ティンバーウルブズに2連敗と足元をすくわれたこともあって4位に後退、得点源のジャマール・マレーがシーズン絶望の重傷を負いながら、離脱以降6勝1敗と調子を上げているデンバー・ナゲッツが5位維持となった。 パワーランキングTOP10は以下の通り(矢印横は前回順位)。 1位:ブルックリン・ネッツ ↑7位 2位:フェニックス・サンズ ↑4位 3位:ロサンゼルス・クリッパーズ ↓2位 4位:ユタ・ジャズ ↓3位 5位:デンバー・ナゲッツ →5位 6位:ミルウォーキー・バックス →6位 7位:フィラデルフィア・76ers ↓1位 8位:ニューヨーク・ニックス ↑11位 9位:ダラス・マーベリックス ↑14位 10位:ロサンゼルス・レイカーズ ↓8位

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