八村塁が所属するワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、今季得点ランクでトップ(平均31.4得点)に立つなど、キャリア最高のシーズンを過ごしている。自身が成長できた要因の一つとして、今季よりともにプレイするラッセル・ウェストブルックの存在を挙げた。 日本時間4月28日(現地27日)、ビールは『ESPN』の人気NBA番組『The Jump』にオンライン出演。そこでバックコートメイトであるウェストブルックを「今まで最高のチームメイトの1人」と称賛した。 「シーズン前にトレードが起きた時、多くの人がラスに対して誤解を持っていた。コーチとは上手くやれず、セルフィッシュでスタッツしか気にしていないとかね。だけどそれは全て真逆だ。彼はチームメイトが大好きで、仲間が第一なんだ。チームのことを何より大事にし、勝利だけを求めている」 ビールは、トリプルダブルを量産して自らなんでもやってしまうウェストブルックには、自己中心的なイメージが少なからず付いているが、それは誤解であると説明。また、ウェストブルックのメンタリティから自身も学び、選手としてステップアップできたと語っている。 「彼から学んだのは、試合に向けての精神的なアプローチだ。彼は毎回リバウンドを争い、仲間のシュートチャンスを作っていて、自分の得点は全く気にしていないんだ。誰と一緒にプレイするかは彼に関係なく、全員に成長してほしいと思っているし、自分と同じ気持ちでプレイすることを求めるんだ。それは僕にとっても助けになった。いつも『いいぞ、B!』と僕に言い続けるんだけど、それは大きなモチベーションになっている」 ジョン・ウォール(ヒューストン・ロケッツ)とのトレードで昨年12月にウィザーズに加入したウェストブルックは、今季54試合で平均21.8得点、11.0リバウンド、11.0アシストを記録。トリプルダブルはリーグトップの29回達成しており、そのうちの19回をシーズン後半戦にマークしている。 4月27日(同26日)のサンアントニオ・スパーズ戦では敗れたが、それ以前は8連勝と好調だったウィザーズ。プレイイン・トーナメント出場ラインとなるイースト10位以上を維持するためにも、ビールとウェストブルックの2枚看板の活躍に期待が懸かる。 ウィザーズは29日(同28日)に本拠地キャピタル・ワン・アリーナでロサンゼルス・レイカーズと対戦する。