日本時間4月28日(現地27日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはプロスポーツチームでは初めて、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)のコレクションを発表した。「GOLDEN STATE WARRIORS LEGACY NFT COLLECTION」という専用サイトで公開されているアイテムは、オークションで販売される。オークションの収益の一部は、2012年の設立以来ベイエリアの教育関連活動に2200万ドル以上の寄付を行なっている、ウォリアーズ・コミュニティ基金に寄付される予定だ。 NFTとは、実態のないオンライン上のデジタルデータにトークンを割り当て、取引記録をブロックチェーン技術で管理することにより鑑定書や所有証明書を与えるというものだ。NBAでも昨年10月から、ハイライト映像をトレーディングカードとして売買できる「NBA Top Shot」をリリースしているが、これもNFTのプラットフォームである。 現在、専用サイトでは過去の優勝時のデジタルチャンピオンリングや、優勝を決めた試合、シーズン73勝目を記録した試合などのデジタルチケットなど、多数のアイテムが出品されている。いずれも10点、25点、50点のみと数が少なく、なかには過去6度の優勝リングを一つに集約した特別なリング、1日契約やコートサイドチケットなどの特典が付く「THE GOLDEN TICKET」など、1点しか出品されていないアイテムも。 なお、日本時間4月28日午前10時30分時点でリングは2万6000ドル、チケットは1万3000ドル以上が入札されている。これら2点は日本時間5月3日午後0時1分まで入札が可能なので、最終落札価格はもっと高値となるはずだ。