日本時間4月15日(現地14日)、ダラス・マーベリックスはメンフィス・グリズリーズと対戦し、114-113で勝利した。この試合の殊勲者はルカ・ドンチッチで間違いないだろう。 ドンチッチはチームが2点ビハインドの試合残り1.8秒からのプレイでパスを受けると、ディフェンダーを交わして前のめりになりながらフローター気味の3ポイントを放つ。シュートはリングに吸い込まれ、マーベリックスは劇的な逆転勝利を飾った。このスーパーショットはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)などもSNSで反応するなど、大きな話題を呼んだ。 3年目にしてリーグ屈指のクラッチプレイヤーと評される22歳のドンチッチをリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)はレジェンドを引き合いに出して称賛。マーベリックス公式サイトのドウェイン・プライス記者が伝えている。 「私はラリー・バードとともにプレイした。マイケル・ジョーダンとは同時期にNBA入りし、大学とプロの舞台で戦っている。(ドンチッチを含めた)彼らが共通して持つ要素は、決意と素晴らしい集中力だ。レブロン ・ジェームズも多くのシュートを沈め、コービー・ブライアントもルーティンのように決勝シュートを決めていた。ドンチッチはこのような状況において、とてもユニークで特別な選手だ。彼には様々な角度と可能性が見えており、少数の人にしか真似のできないシステムがある。本当に素晴らしいよ」 ドンチッチが試合残り5秒の場面で、同点、または逆転となる3ポイントを決めたのは、プレイオフを含めてNBAキャリア4度目。ドンチッチがNBA入りした2018-19シーズン以降ではリーグ最多だ。 その勝負強さに称賛の声が上がるなか、ドンチッチはと自らのウイニングショットを以下のように振り返っている。 「決まるときもあれば、外れるときもある。だから打つことが最も大切なこと。ああいった状況ではチームは僕のことを信頼してくれているよ」