ヒューストン・ロケッツは、今年1月に2012年からエースとしてチームを牽引していたジェームズ・ハーデンをトレードでブルックリン・ネッツに放出した。その後、チームは一時20連敗を喫するなどウェスト14位(13勝33敗と)と低迷。しかし、トレードを実施したラファエル・ストーンGM(ゼネラルマネージャー)は、日本時間3月30日(現地29日)のメディア取材で、その決断に悔いはないとした。 「よかったと思っている。(やり直す機会があっても)間違いなくもう一度あのトレードをするよ。後悔は全くないし、一瞬も疑念を持ったことはない」 ロケッツはハーデンのトレードで見返りとして、ビクター・オラディポ、ロディオンズ・クールッツ(現ミルウォーキー・バックス)、4つのドラフト1巡目指名権と4つの1巡目指名権交換権を獲得。また、3月26日(同25日)にはオラディポを、エイブリー・ブラッドリー、ケリー・オリニク、ドラフト指名権交換権とのトレードで、マイアミ・ヒートに放出した。 ハーデン在籍時は8年連続でプレイオフに出場するも、リーグ優勝には手が届かなかったロケッツ。チームを再建する道を選んだストーンGMは、ハーデン放出が良い選択だったかどうかは、現時点で判断するべきではないと語った。 「フランチャイズのため、ベストな仕事をしたと思う。見返りとして獲得したものを考えると、トレードが上手くいったと判断できるのは3〜5年後になると感じているよ」