日本時間3月26日(現地25日)に設定されたトレード期限を前に、移籍が噂されるオーランド・マジックのアーロン・ゴードンだが、本人が以前よりトレードを要求していたことが報道された。『The Athletic』のジャレッド・ワイス記者とサム・アミック記者が合同でレポートしている。 「アーロン・ゴードンは移籍の準備ができているようだ。情報筋によれば、2月にゴードンが代理人を通し、マジックのバスケットボール部門代表ジェフ・ウェルトマンにトレードを要求したという」 ゴードンは今季23試合で平均14.7得点、6.4リバウンド、4.2アシスト、3ポイント成功率40.2%を記録している。高い身体能力を誇るオールラウンドなフォワードには、ボストン・セルティックス、ヒューストン・ロケッツ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、デンバー・ナゲッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズが関心を示していると言われている。 ワイス記者とアミック記者は、そのなかでもセルティックスに注目している。 「ゴードンは、ゴードン・ヘイワード(シャーロット・ホーネッツ)の移籍により出来た穴を埋めることができる。ダイナミックなウイングはこれから全盛期を迎えると同時に、来季の契約は今季よりも安くなる。ゴードンは、(年齢的に)チームの主軸と同じタイムラインを進む実力者の獲得と、来季のラグジュアリータックスを抑えるという、セルティックスが持つ2つの望みを叶えることができる」 ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンという若手オールスターデュオを揃えるセルティックス。シーズン開幕前はイーストのコンテンダーと目されたが、ここまでは怪我やコロナなどに苦しみ21勝21敗でカンファレンス6位と思うような結果を残せていない。シーズン後半戦の巻き返しを狙い、ゴードン獲得へ走るのか注目となる。