日本時間3月4日(現地3日)、ユタ・ジャズは敵地ウェルズ・ファーゴ・センターでフィラデルフィア・76ersと対戦した。東西カンファレンスの首位対決となった一戦は、オーバータイムにもつれる熱戦となったが、40得点、19リバウンドと躍動したジョエル・エンビードの活躍もあり76ersが131-123で勝利している。 敗れたジャズはエースのドノバン・ミッチェルがチーム最多の33得点、8リバウンド、6アシストをマーク。しかし、延長最後の1分間で、味方のルディ・ゴベアに対する審判の判定に文句を言ったことで2度テクニカルファウルを取られて退場処分となっている。 試合後ミッチェルは、勝利した76ersを称えつつ、ジャズが審判団からフェアな扱いを受けられていないと怒りを露わにした。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者がミッチェルのコメントを紹介している。 「まずは76ersを称えたい。彼らはハードに戦った。ジョエルはするべきことをし、彼らは素晴らしいチームだったよ。僕らも戦ったけど、勝利を奪われるの本当にタフだ。自分は普段審判を非難しないが、もう手に負えない状況になっている。これまでにも今回のような試合はあった。結果に関係なく僕らは文句を言わずに戦い通してきた。それでも僕らは、このように狂わされ続けている。個人的にこの試合は勝った試合だと思う。本当に酷くなっている」 この試合でジャズは19本(14本成功)のフリースローを得たが、76ersはその倍近くの35本(27本成功)を放った。これに対してルディ・ゴベアも「リーグの他の選手と同じようにファウルを取ってもらえていない」と不満を口にしている。 この試合では敗れるも、リーグトップの戦績(27勝9敗)でシーズン前半戦を終えたジャズ。審判に対する不満が募るなか、後半戦も勢いを維持できるのか注目となる。