日本時間3月4日(現地3日)、ブルックリン・ネッツが敵地トヨタ・センターでヒューストン・ロケッツと対戦し、132-114で勝利した。 この日、最も注目を浴びたのはネッツのジェームズ・ハーデンで間違いない。古巣ロケッツとの初対戦でハーデンは、29得点、10リバウンド、14アシスト、3スティールとハイパフォーマンスを披露した。 2012年10月から今年1月まで在籍した馴染みのチームとの特別な一戦で、「ファンの前でショーを見せたかった」とハーデンはコメント。オールスターガードが試合後に語った内容を、『USA Today』のマーク・メディナ記者が伝えている。 「コートに立ったら勝利を目指すだけ。それ以外のことはあまり気にしていない。この試合も、自分らしく勝つために必要なことをしよう、と考えていた。特別なことをしようとは思っていなかったよ。いつも通りのプレイをしただけさ」 ロケッツにとってもハーデンは特別な存在だ。チームオーナーのティルマン・ファティータは、長きにわたりチームに貢献し続けたハーデンの背番号13を永久欠番にする考えを示唆。試合の第1クォーターには、ハーデンのこれまでの功績を讃えるためのトリビュートビデオが流された。 ハーデンは「もちろん優勝には届かなかったが、過去8年コート内外で努力を続けた。優勝だけができなかった。それでも街に興奮をもたらすこと、ファンのケアをすることには貢献できたと思いたい」と慣れ親しんだヒューストンへの思いを語っている。 ネッツは直近11戦で10勝と好調を維持し、シーズン前半戦を終えた。戦線離脱中のケビン・デュラントの復帰が予定されるシーズン後半戦は、どのようなプレイを見せてくれるのか期待が高まる。