怪物ザイオン・ウィリアムソンが“記録ずくめ”の36得点 同僚イングラムも称賛「すさまじく支配的」

ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、日本時間2月13日(現地12日)に敵地で行われたダラス・マーベリックス戦でキャリアハイの36得点を叩き出した。試合には130-143で敗れたものの、記録ずくめのパフォーマンスに敵将も脱帽している。 2019年のNBAドラフト全体1位指名でペリカンズ入りしたウィリアムソン。ルーキーイヤーは右膝半月板損傷によりシーズンの半分を棒に振ったが、デビュー後は24試合で平均22.5得点、6.3リバウンド、2.1アシストと才能の片鱗を見せつけた。 2年目の今季もエースのブランドン・イングラムを上回る平均得点を挙げており、マーベリックス戦では前半にシュート10本すべてを成功。『Pelicans.com』のジム・アイヒェンホーファー記者によれば、これはフランチャイズ史上初、NBAの歴史においても20歳以下の選手がハーフでシュート10本すべてを成功させたのは、2009年3月のデリック・ローズ(現ニューヨーク・ニックス)以来の快挙だという。 ウィリアムソンは最終的にフィールドゴール14/15、3ポイント0/1、フリースロー8/11でキャリアハイの36得点をマーク。史上11人目となる36得点&シュート成功率93%となり、ドワイト・ハワード(現フィラデルフィア・76ers)を抜いて30得点&シュート成功率90%以上の最年少記録を塗り替えた。 マーベリックスのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は、「ウィリアムソンは信じられない。シュートを15本中14本成功させ、コート上であれだけのことをやってのけるんだからね」と脱帽。同僚のイングラムも、ペイント内でシュート14本すべてを沈めたウィリアムソンについて、「すさまじく支配的だ。注目を集めるなかで、フィニッシュに焦点を当てて、非常に効率的にプレイしている。3人、4人とマークに来れば、オープンな選手を見つけることができ、僕たちのチームを大いに助けている」と称賛した。 ウィリアムソンは今季25試合中24試合に出場し、平均24.3得点、シュート成功率61.3%を記録。シーズン成績でこの数字をクリアしたのは過去にウィルト・チェンバレン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ケビン・マクヘイルだけで、故障なくハイパフォーマンスを維持できれば、往年の名選手たちに肩を並べることになりそうだ。

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