デトロイト・ピストンズは日本時間2月13日(現地12日)に敵地で行われたボストン・セルティックス戦で108-102と勝利した。新人サディック・ベイがキャリアハイの30得点を叩き出し、ドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)は「誇りに思う」と21歳のスウィングマンを称えた。 ビラノバ大から2020年のドラフト1巡目19位でブルックリン・ネッツに指名され、昨年11月にトレードでピストンズに加入したベイ。開幕10試合中7試合で二桁得点、3ポイント成功率45%と好スタートを切ったが、その後調子を落とし、無得点に終わる試合もあった。 しかし、2月13日のセルティックス戦では、ベンチスタートながら27分間の出場でチーム最多の30得点、12リバウンドをマーク。『Pistons.com』のキース・ラングロワ記者によれば、ピストンズの新人で30得点を記録したのは、2014年のケンタビオス・コールドウェル=ポープ(現ロサンゼルス・レイカーズ)以来で、過去30年で見てもグラント・ヒル、アラン・ヒューストンしか達成していない。また、3ポイント7本成功はフランチャイズの新人史上最多となった。 NBA6年目でスタメンを張る同僚デロン・ライトは、「信じられないプレイを見せた」とベイを称賛。ケイシーHCも「彼を誇りに思う。勤勉で、自分の能力・プレイと真剣に向き合っている。試合後、彼には伝えたよ。『ハングリーなまま、謙虚なままでいろ』とね」とメッセージを送ったことを明かした。 ベイは「毎日プレイできるのは幸せだ。勝利にも満足している。自分が到達できるベストの選手になりたい」と語っており、ピストンズが巻き返しを図るうえで貴重な戦力になるのは間違いないだろう。