ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、日本時間2月12日(現地11日)に発表されたNBAオールスター投票2021の第2回途中結果でイースタン・カンファレンスのガード部門トップだった。2年ぶりのオールスター出場を果たせるか、注目が集まっている。 2017-18、18-19シーズンにオールスターに出場したビールは8年目の昨季、オールスター前に平均32.8得点、5.0リバウンド、4.5アシストをマークするも、ファン投票、コーチ推薦のいずれからも漏れた。また、最終的にリーグ2位の平均30.5得点、6.1アシストの成績でオールNBAチームに選出されず。平均30得点、6アシスト以上を記録しながら落選した史上初の選手になった際、チームの低迷(25勝47敗)が少なからず関係したとして大きな議論を呼んだ。 しかし、今年はウィザーズが得点ランキング首位(平均32.8得点)に立つビールへの投票を呼び掛けていることもあり、12日に発表された第2回途中結果でイーストのガード部門トップとなる252万8719票を獲得。ブルックリン・ネッツのカイリー・アービング(210万4130票)とジェームズ・ハーデン(182万9504票)がそれを追随する形となっている。 『NBA.com』のスティーブ・アシュバーナー記者は、「オールスター(の選出)はチームの勝率に左右されることも多い。しかし、ブラッドリー・ビールはイーストのバックコート部門でトップに立っており、ファンの意向がコーチのそれを上回るかもしれない」と言及。発表前の4試合でウィザーズは1勝3敗、ビール自身も平均24.3得点、シュート成功率37.5%、3ポイント成功率22.2%とやや調子を落としたものの、アービングとの得票差は18万206票から42万4589票に拡大したことに触れた。 ビールは2月13日(同12日)のニューヨーク・ニックス戦を休養で欠場したが、6勝16敗と苦しむチームを救い、2年ぶりのオールスター出場を勝ち取れるだろうか。