ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーは、日本時間10日(現地9日)のオーランド・マジック戦で通算得点歴代12位に浮上。シーズン中に同10位まで順位を上げる可能性が注目されている。 プロ18年目の今季、スーパーサブに転向した36歳のアンソニーは、10日のマジック戦もベンチから途中出場。第4クォーター残り11分2秒、フェイダウェイジャンパーとバスケットカウントのフリースローを決めて通算2万6711得点とし、名手オスカー・ロバートソン(2万6710得点)を抜いて歴代12位に浮上した。 アンソニーは最終的にフィールドゴール7/16、3ポイント5/9、フリースロー4/5で今季自己最多の23得点を叩き出し、106-97の勝利に貢献。『Blazers.com』のケイシー・ホルダール記者によれば、試合後に「素晴らしい栄誉だよ。偉大な選手を抜いて順位を上げていく状況を嬉しく思うけど、“ビッグO”(ロバートソンの愛称)はあまりにも大きな存在だ」と喜びを語ったという。 今季はここまで平均12.5得点、シュート成功率38.0%といずれも自己ワーストペースだが、通算2万6722得点まで伸ばしたアンソニー。歴代11位のアキーム・オラジュワン(2万6946得点)まであと225得点、10位のエルビン・ヘイズ(2万7313得点)まであと592得点としている。 2020-21シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大で72試合に短縮されているため、ブレイザーズは残り49試合。怪我なく現在の成績を維持できれば、ヘイズを抜いての歴代10位浮上は十分に射程圏内だ。