驚異の破壊力を誇るネッツ ビッグ3の一角カイリー・アービング「グループとして互いを補いたい」

日本時間2月3日(現地2日)に開催されたロサンゼルス・クリッパーズ対ブルックリン・ネッツ戦は、124-120でネッツが接戦をものにした。 ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービングを擁するネッツと、カワイ・レナードとポール・ジョージの2枚看板が牽引するウェスト首位クリッパーズの一戦は、大きな注目を集めた。そんななか、アービングが39得点、デュラントが28得点、9リバウンド、ハーデンが23得点、12リバウンド、14アシストと躍動。ネッツのビッグ3の破壊力を知らしめる結果となった。 ハーデン合流以降の10試合でネッツはリーグトップのオフェンシブ・レイティング(121.0)を記録している。相手の脅威となっているその圧倒的な攻撃力の強みについて、アービングは「役割を交換できること」と試合後に語った。『BROOKLYNNETS.COM』のトム・ダウド記者が、そのコメントを伝えている。 「誰か1人が爆発すれば、違う1人が2桁アシストを記録し、もう1人が2桁リバウンドを取ることができる。僕らはグループとして互いを補いたいと思っている。これを3人だけのことにしたくはない。毎試合全力で試合に貢献する選手たちが、ほかにもいる。ただ、僕らはオフェンス面でチームをリードすることが求められる」 個人ではなく、あくまでもチームとして機能することが重要だとしたアービングだが、時に「見入ってしまう」とデュラントとハーデンの存在の大きさを表現した。 「ケビン・デュラントが正しいスポットに行くように指摘してくれたり、ジェームズ・ハーデンがアイコンタクトで指示をくれたりするのは素晴らしいよ。彼らはとんでもない選手だからね。時々、彼らのプレイに見入ってしまうことがあるくらいだ。常にアクティブに動き、彼らを補完するよう、些細なことをチーム全員で自己犠牲の気持ちを持ってやる。自分が39得点を取れなくても構わないよ」 ビッグ3が共存できるか不安視もされたが、ハーデンのデビュー以降、ネッツは7勝3敗と好調だ。ディフェンスなどに課題はあるが、今後さらにケミストリーを高めることができれば、リーグ優勝の可能性は大きくなるだろう。

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