デンバー・ナゲッツが好調だ。開幕から勝って負けてを繰り返していたが、現在4連勝中で順位もウェスタン・カンファレンス4位に浮上した。 波に乗るチームで違いを生み出しているのが、セカンドユニットの存在だ。今季より7人の選手が新しく加わったこともあり、開幕直後は不安定なプレイが続いたが、シーズンが約1か月を過ぎた時点で、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は機能する5人のユニットを見つけ出したようだ。 そのラインナップの陣容は、ファクンド・カンパッソ、モンテ・モリス、PJ・ドジアー、マイケル・ポーターJr.、ジャマイカル・グリーンの5人。『nuggets.com』のエリック・スピロプーロス記者によれば、プロトコルで欠場が続いていたポーターJr.が復帰した日本時間1月23日(現地22日)のフェニックス・サンズ戦以降の3試合で、このセカンドユニットは+27.9という驚異のネットレイティングを記録しているという。また、26日(同25日)のダラス・マーベリックス戦では、63-54と先発陣を得点で上回り、チームを勝利に導いている。 マーベリックス戦でチーム最多の30得点をマークしたポーターJr.は試合後に、「チームにどんな形でも貢献する、というマインドセットで望んでいる。ベンチから出場し、チームに勢いを与えたい。(控えの)ほかの選手と、上手くケミストリーを築けている」とセカンドユニットの団結力の高さを強調している。 開幕当初は先発だったポーターJr.を、再びスターターに戻すのか否かが今後問われるが、マローンHCは誰が先発するのかは重要ではないと以下のように語った。 「先発は誰か、ということが注目されがちだが、自分には理解できないよ。試合終盤でプレイする方が、誰もいないアリーナで先発として名前を呼ばれるよりよっぽど重要だ」 ポーターJr.を筆頭に、ナゲッツ好調の鍵を握るセカンドユニット。28日(同27日)のマイアミ・ヒート戦でも、この勢いを継続できるのか見ものだ。