日本時間1月23日(現地22日)、NBAでは全11試合が行なわれる。以下、各試合の見どころを紹介する。なお、当日開催予定だったワシントン・ウィザーズ対ミルウォーキー・バックス戦、メンフィス・グリズリーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦は延期が決まっている。
ともに6勝8敗の両チームだが、ブルズは2連勝中、ホーネッツは3連敗中と直近の出来は異なる。ブルズがイースト4位の平均117.4点、FG成功率47.8%をマークしているのに対して、ホーネッツは100失点以上した試合で3勝8敗と苦戦。今季リーグ5位の平均27.4点を記録するザック・ラビーン(ブルズ)を抑え込めるかが、勝敗を分けそうだ。
ブレイク・グリフィンが直近10試合で平均9.7点、FG成功率28.8%と苦しんでいるピストンズだが、ロケッツ戦は3連勝中と相性はいい。今季は相手よりターンオーバーが多い試合で0勝3敗のため、丁寧にオフェンスを組み立てていくことが求められる。ロケッツは新加入のビクター・オラディポが2試合で平均27点と、早速持ち前の得点力を発揮している。果敢に攻めて流れを呼び込めるか。
マジックは21日(同20日)のウルブズ戦に1点差で辛勝し、連敗を6でストップ。アウェイ5連戦のラストを勝利で飾り、勝率を5割に戻せるか。ペイサーズはイーストのチームに対して4勝2敗と相性はいいが、相手よりターンオーバーが多かった3試合はすべて敗れている。マルコム・ブログドン、ジャスティン・ホリデーらガード陣による堅実なプレイメークで、今季初の3連敗を避けたい。
21日(同20日)の対戦では、カイリー・アービングの復帰でケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンというネッツのビッグ3がついにベールを脱いだが、キャバリアーズのコリン・セクストンが42点の大爆発で2度の延長にもつれた接戦を制した。ネッツがリベンジするには、前回対戦でフィールドゴールが2/10と不発だったジョー・ハリスの復調と、キャバリアーズにFG成功率51.4%、3ポイント成功率50.0%を許したディフェンスの改善が欠かせない。
20日(同19日)の対戦では、76ersのジョエル・エンビードが42点と大暴れし敵地で勝利を飾った。セルティックスがイースト首位の相手から1勝奪うにはエンビード対策は必須。前回対戦では21本もフリースローを与えてしまっただけに、ファウルを抑えつつチーム一丸となって相手エースを封じにかかりたい。
21日(同20日)の対戦ではケンドリック・ナンの28点の活躍もあり、ヒートが111-102で先勝。ただし3点差以内の試合では今季2戦2敗のため、終盤までもつれる展開は避けたい。ラプターズの渡邊雄太は15日(同14日)のホーネッツ戦を最後に、不出場または数分の出場にとどまっている。果敢なディフェンスとリバウンドを披露するチャンスは与えられるか。
ホークスは21日(同20日)のピストンズ戦で、クリント・カペラが27点、26リバウンド、トレイ・ヤングも38点を叩き出し、1月初の連勝を飾った。19日(同18日)のウルブズ戦も108-97で勝利しているだけに、今季2度目の3連勝も見えてきた。3連敗中のウルブズだが、21日(同20日)のマジック戦はブザービーターで敗れるという不運だった。孤軍奮闘が続くディアンジェロ・ラッセルをサポートできる2番手の確立が求められる。
テキサス州に本拠地を構える2チームが今季初対決。マーベリックスは直近10試合で平均106.6失点、被FG成功率を43.7%に封じている。堅い守りを武器に、アウェイ3連戦を2勝1敗と勝ち越して終えられるか。スパーズは司令塔のデジョンテ・マレーが平均15.8点、7.3リバウンド、5.5アシストとマルチに活躍する一方で、ロニー・ウォーカー四世が直近3戦連続で1桁得点にとどまっている。ホームで復調となるか。
万能センターの二コラ・ヨキッチ vs 機動力のあるディアンドレ・エイトン、若くて勢いのあるジャマール・マレー vs 老獪なテクニックが光るクリス・ポールと、センターとPGのマッチアップは必見だ。ウェストのチームに対してサンズが6勝3敗と勝ち越している一方で、ナゲッツは5勝6敗と負け越しているのは気がかり。
勝率5割を下回っているサンダーだが、アウェイでは5勝2敗と無類の強さを誇る。クリッパーズとの2連戦初戦をモノにして勢いに乗りたい。2戦連続20点超えのルーゲンツ・ドートに期待。5連勝中のクリッパーズは、元サンダーのポール・ジョージが3ポイント成功率でリーグ2位の50.5%と絶好調だ。外から揺さぶりをかけて、サンダーのディフェンスを崩壊させたい。
ニックスは22日(同21日)にウォリアーズを破り、今季2度目の3連勝を達成。直近5試合で平均21.8点をマークするRJ・バレットの活躍で、今季初の4連勝を成し遂げられるか。4連敗中のキングスは、平均123失点とディフェンスが崩されてしまっている。12日(同11日)のペイサーズ戦以来となる白星のためにも、チーム一丸となって守備に取り組みたい。