ヒューストン・ロケッツからブルックリン・ネッツへとトレードされたジェームズ・ハーデンが、日本時間1月16日(同15日)に移籍後初の記者会見に臨んだ。 元同僚のデマーカス・カズンズが「チームメイトに対してフェアではなかった」と語るなど、シーズン開幕前から移籍を求めていたとされるハーデンの行動や発言を非難する声も少なくない。そんななかハーデンは、「誰のことも軽視したつもりはない」とし、ネッツで新たなスタートを切る心境を明かしている。 「チームの誰かを軽視したことはなく、僕はただチームとして優勝するが力がないとコメントしたんだ。キャリアステージ的にも、自分は優勝がしたい。だから、誰かに対して失礼なことをしようと思ってはいなかった。特に球団にはね。とにかくブルックリンで新たなスタートを切れることが嬉しいよ。自分が入ることでタイトルが確約されたわけではない。ただ、そのチャンスがあるのは非常に重要だ。だからこそブルックリンに来た。簡単ではないのは分かっている。ただ、このロスター、コーチングスタッフ、球団には、大きなチャンスがある」 優勝への想いが移籍の原因であるとしたハーデンだが、2012年からプレイしたヒューストンのファンに対しては、自身のインスタグラムで以下のように感謝の意を綴っている。 「どの言葉なら、自分の気持ちを表現できるだろう。ヒューストン、あなたたちは何の保証もないのに僕を迎え入れてくれた。信じてくれたことで、僕と家族の人生を変えてくれたんだ。栄光をもたらすべく身も心も捧げたけど届かなった。それでも今後ずっと感謝し続けるよ。まだ返さなけければいけない恩があるから、これは別れではない。僕の街、H-Townへ!」 この投稿に対してファンは、「優勝したら帰ってきて!」「君は優勝するべきだ」などと返信し、暖かい気持ちでハーデンを見送っている。 ケビン・デュラント、カイリー・アービングとビッグ3を形成するハーデンは、新天地で悲願の優勝を掴めるのか。今後もネッツから目が離せない。