12月15日(日本時間16日)、ヒューストン・ロケッツがサンアントニオ・スパーズに112-98で勝利したプレシーズンマッチの試合後、ロケッツのジェームズ・ハーデンがメディア取材に応じた。 チームに要求していると報道されるトレードについて質問を受けたが、「今はここでプレイすることに集中している」と明言を避けた。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者がその内容を伝えている。 「チームに合流してから、特にそのようなことについては話していない。ロッカールームにいる選手とコーチたちは、新シーズンへの準備に集中している。それだけが重要だ」 試合には21分間出場し、12得点(フィールドゴール10本中3本成功)、3リバウンド、4アシスト、2スティールを記録したハーデン。チーム練習には前日の14日(同15日)に初めて参加したばかりだったが、結果には満足していると語った。 「今日の出来は良かった。バブル以降では初の本格的な練習だった昨日も調子は良かった。これまで5対5をプレイする機会はあまりなかったけど、初日にしてはいい感じだったよ」 スティーブン・サイラスHC(ヘッドコーチ)は、これからハーデンと関係性を築いていく必要があるとしたうえで、エースの実戦復帰を「とても大きな意味がある」と喜んでいる。また、ハーデンのトレード話に関しては「自分にできることは、コート上で彼の才能を最大化すること」と自らの仕事を全うするだけとした。 ロケッツは、17日(同18日)にスパーズとのプレシーズン最終戦を戦い、23日(同24日)にオクラホマシティ・サンダーとのシーズン開幕戦を迎える。