12月10日(日本時間11日)、『TIME』誌はロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズを2020年の最優秀アスリートに選出したと発表した。レブロンはチームを通算17度目の頂点に導くとともに、黒人の投票を呼びかける非営利団体「More Than a Vote」を設立するなど、コート内外での活躍が光った。 レブロンが設立した「More Than a Vote」は、黒人有権者の保護や教育に取り組むとともに、11月に行なわれたアメリカ大統領選挙への投票奨励を目的に設立された。レブロン以外にも、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーン、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤング、マイアミ・ヒートのユドニス・ハズレム、そのほかNFLやWNBAの選手、コメディアンのケビン・ハートなど様々なジャンルの著名人が参加している。 設立当初、レブロンは『ニューヨーク・タイムズ』紙の取材に対して「人々が私たちに耳を傾け、ある程度は注目するようになってきたと感じる。今こそ変化をもたらす時」と語っていた。 無論、コート内での活躍も目覚ましかった。レギュラーシーズンのMVP投票では2位の票数を集め、通算13度目のオールNBA1stチームにも選出。ファイナルではマイアミ・ヒートを6戦で撃破し、自身4度目の優勝とファイナルMVPを受賞した。12月30日に36歳となるが、今なおトップの地位を維持している。