ポール・ジョージがクリッパーズで引退することを希望「ここで僕は幸せ」

12月4日(日本時間5日)、ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージが、オンラインでのメディア会見に登場し、自身の将来について言及した。 昨季はプレイオフのカンファレンス準決勝で、デンバー・ナゲッツ相手に3勝1敗と圧倒的有利に立ちながらも、そこからまさかの逆転負けを喫したクリッパーズ。自身、チームともに期待を裏切る結果となり批判を浴びたジョージだが、今後もクリッパーズの一員としてずっとプレイし続けたいと語った。『AP通信』のベス・ハリス記者がその内容を伝えている。 「クリッパーとして引退したい。僕の心はここにあり、ここで自分は幸せだ」 地元ロサンゼルスに本拠を置くクリッパーズに、昨季開幕前にトレードで加入したジョージ。カワイ・レナードとともにチームを初優勝に導くことが期待されるも、結果的に鬼門のカンファレンス準決勝の壁を超えることはできなかった。プレイオフで不安定な戦いが続いたジョージには批判の声が相次いだが、本人も当然結果には満足していないようだ。 「自分が自身に最も厳しい批評家だ。何がダメで、許されないかは理解している。自分にとっても、昨季は受け入れられない結果だった」 失敗の理由として、怪我などによってチームと多くの時間を過ごせなかったことを挙げたジョージ。リベンジを狙う新シーズンへのモチベーションは高い。 「昨季は自分としてもひどいシーズンだった。ただ、まだ僕は30歳で、まだ何年も戦う力が残っている。(昨季の結果は)いいモチベーションになっているし、自分のすべてを出し尽くす準備はできている。フィジカル的にも調子が良いし、すぐコートに戻りたい。チャンピオンへの道は簡単ではないけれど、そのプロセスを楽しんでいるよ」 クリッパーズは今オフに、昨季の最優秀シックスマンであるモントレズ・ハレル(現ロサンゼルス・レイカーズ)らが移籍した代わりに、サージ・イバカ(前トロント・ラプターズ)、ルーク・ケナード(前デトロイト・ピストンズ)、ニコラ・バトゥーム(前シャーロット・ホーネッツ)などが加入。これら新戦力をどうチームに溶け込ませるのか、ジョージとレナードのリーダーシップが問われるシーズンとなる。

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