ペリカンズ指揮官、ザイオン・ウィリアムソンと新加入スティーブン・アダムズのフィジカルデュオに期待

11月30日(日本時間12月1日)、ニューオーリンズ・ペリカンズのスタン・バン・ガンディ新HC(ヘッドコーチ)が、12月1日(同2日)から始まるトレーニングキャンプを前にオンラインでの会見を実施した。そこで、2年目を迎える怪物ザイオン・ウィリアムソンと、今オフに加入したスティーブン・アダムズのフロントコートデュオについて言及している。 ペリカンズは、11月25日(同26日)に計4チームが絡むトレードを成立。ドリュー・ホリデーをミルウォーキー・バックスに放出し、オクラホマシティ・サンダーからセンターのアダムズを獲得した。 2020-21シーズンでは、リーグ屈指のタフガイとして知られるアダムズと、人並外れた身体能力と体躯でディフェンダーを圧倒するウィリアムソンがタッグを組む。2人のフィジカルモンスターが揃った事についてバン・ガンディHCは、以下のように期待を示した。 「彼ら2人以上にフィジカルなパワーフォワードとセンターのペアは、リーグにいないだろう。トレードを成立させたときに言ったんだ。『一つだけ確かなことがある。対戦相手は試合に勝利にするかもしれない。ただ、彼ら2人が揃う我々とは、生半可な気持ちで戦う事はできない』とね」 ニュージーランド出身のアダムズは、2013年の1巡目全体12位でサンダーに指名されてNBA入り。ガッチリとした体格を活かしてインサイドで存在感を発揮し、キャリア通算で平均9.8得点、7.6リバウンド、1.0ブロック、シュート成功率58.9%を記録している。 一方のウィリアムソンは、ルーキーイヤーの昨季怪我で出遅れるも、1月に復帰して以降の24試合で平均22.5得点、6.3リバウンド、2.1アシスト、シュート成功率58.3%、3ポイント成功率42.9%をマークし、ドラフト全体1位指名の評価に違わぬポテンシャルを披露。超人的な跳躍力から叩き込むダンクなど、リーグに強烈なインパクトを残した。 ペリカンズはアダムズのトレードでバックスから筋骨隆々のガード、エリック・ブレッドソーも獲得。ウィリアムソン、ロンゾ・ボール、そして11月30日に再契約が正式発表されたブランドン・イングラムの若手トリオに、フィジカルでディフェンシブマインドなアダムズとブレッドソーを加えたラインナップをベースに、新シーズンはプレイオフ出場を狙う。

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