現地11月29日(日本時間30日)、カレッジバスケットボール殿堂は、2021年に殿堂入りする8人を発表した。内訳は選手が6人、コーチが2人で、2021年11月にカンザスシティで開催される式典で表彰される。 選手は、ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか/カンザス大)、アントワン・ジェイミソン(元ワシントン・ウィザーズほか/ノースカロライナ大)、ハーシー・ホーキンス(元フィラデルフィア・76ersほか/ブラッドリー大)、レン・バイアス(元セルティックス/メリーランド大)、デイビッド・グリーンウッド(元スパーズほか/UCLA)、ジム・ジャクソン(元マーベリックスほか/オハイオ州立大)といった元NBA選手が名を連ねている。コーチは1986年から2019年までベルモント大を率いたリック・バードと、4つの大学で成功を収めたトム・ペンダース。 ジェイミソンはノースカロライナ大で同大歴代8位の1974点を記録。チームを2度ファイナル4へ導いた。ピアースは在学中、チームの主軸として活躍して98勝をもたらしている。その後、1998年のNBAドラフトに揃ってエントリーし、ジェイミソンは1巡目4位でラプターズに(直後にビンス・カーターとのトレードでウォリアーズへ)、ピアースは同10位でセルティックスに指名されている。 1975年から79年までUCLAでプレイしたグリーンウッドは、在学中に102勝17敗という圧倒的な戦績を残した。2度オールアメリカンに選出されたのち、1979年のドラフトでブルズから1巡目2位指名を受け、NBA入りを果たしている。ホーキンスはカレッジバスケ史に残る名スコアラーで、在学4年間でNCAAディビジョン10位となる3008点を記録。1988年のドラフトでは、1巡目6位の指名権を持つクリッパーズから指名を受けた。1989年にオハイオ州立大に入学したジャクソンは、5割を超えるFG成功率とリバウンドやパスもこなす万能さで活躍。1991年にビッグテンの最優秀選手に輝いた。翌1992年のドラフトで、1巡目4位でマーベリックスの指名を受けている。 バイアスはメリーランド大に在学していた1982~86年の4シーズンで、通算2149点を記録。ACC最優秀選手やオールACC1stチームに選出されるなど輝かしい実績を残した。1986年のドラフトでは1巡目2位でセルティックスから指名を受けるも、そのわずか2日後に急逝。薬物の過剰摂取が原因だった。