11月25日(日本時間26日)、クレイ・トンプソンの右アキレス腱を修復する手術が無事成功したと、ゴールデンステイト・ウォリアーズが公式サイトとSNSを通じて発表した。手術はリチャード・ファーケル医師によって執刀された。 チームによると、トンプソンは2020-21シーズンを全休することがほぼ確実だが、怪我は完治する見込みだという。 トンプソンは、今月18日(同19日)に南カリフォルニアで行っていたワークアウト中に右下腿を負傷。翌日の精密検査でアキレス腱が断裂していることが明らかになった。 2019年のNBAファイナル第6戦で左膝の前十字靭帯を断裂したトンプソンは昨季を全休したが、12月22日(同23日)に開幕する新シーズンでは怪我からの完全復活が期待されていた。トンプソンの父で、元NBA選手のマイカル・トンプソン氏も「クレイは今季の開幕に向けて準備万端」と復帰に向けて太鼓判を押していたが、残念ながらステフィン・カリーとの『スプラッシュブラザーズ』の再結成はさらに1年先延ばしになった。 2011年のNBAドラフト1巡目全体11位指名でウォリアーズに入団したワシントン州立大学出身のトンプソンは、高いシュート力とディフェンス力を武器にプロ入り2年目から先発に定着し、3度の優勝(2015年、2017年、2018年)に貢献。2015年から2019年まで5年連続でオールスターゲームにも出場している。 トンプソンはキャリア通算の615試合で平均19.5得点、3.5リバウンド、2.3アシスト、3ポイント成功率41.9%を記録しており、左膝を怪我する前の2018-19シーズンには平均21.5得点、3.8リバウンド、2.4アシストという成績を残していた。