ペイサーズ幹部がゴードン・ヘイワード獲得失敗を告白「可能な限り、彼を追跡した」

ボストン・セルティックスから完全FA(フリーエージェント)となったゴードン・ヘイワードは、シャーロット・ホーネッツ移籍が内定している。契約内容は4年総額1億2000万ドル(約124億6000万円)で、現在はサイン&トレードの詳細を詰めている段階とされるが、インディアナ・ペイサーズも獲得に乗り出し、失敗していたという。 元『The Athletic』記者で、ペイサーズのレポーターを務めるスコット・アグネス氏によれば、ペイサーズにとってヘイワードは、ユタ・ジャズからFAになった2017年当時から狙っていた長年のターゲットだったという。 今オフ、ヘイワードが移籍に関心があることを確認したペイサーズだが、すでにサラリーキャップを超え、12人が契約下にいるため、セルティックスとのサイン&トレードを模索。しかし、セルティックスは見返り候補に挙がった2019年ブロック王のマイルズ・ターナー、3ポイントシューターのダグ・マクダーモットに興味を示さなかったようだ。 ペイサーズのバスケットボール運営部門のケビン・プリチャード代表は、11月25日(日本時間26日)のオンライン会見で「我々は可能な限り、彼(ヘイワード)を追跡した」と明かした。 「チームを進歩させられる選手を獲得できるのであれば、動きを見せないといけない。今回は(ヘイワードにも)加入する気持ちがあったと聞いていたからより痛手だ。我々はおそらくトレードにこだわり過ぎていたのかもしれないが、スペシャルな選手を獲得しようとしていた。ただ、補強が意味を成さないくらいチームを後退させるような犠牲は払えない」 30歳のヘイワードは昨季、セルティックスで平均17.5得点、6.7リバウンド、4.1アシストを記録。プレイオフでは右足首を捻挫した影響で4試合の出場にとどまったが、ジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカー、ジェイレン・ブラウンに次ぐ第4の得点源として、イースタン・カンファレンス第3シード獲得に貢献した。 ペイサーズにとって、ヘイワード獲得を逃すのは2度目となったが、新シーズンはそれを払拭する快進撃を見せられるだろうか。

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