今オフに完全FA(フリーエージェント)になっていたセンターのハッサン・ホワイトサイドが、古巣のサクラメント・キングスに1年契約で加入することに合意した。11月25日(日本時間26日)、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。『NBC Sports California』のジェームズ・ハム記者によると、キングスと結んだ新契約はリーグの最低保証額になるという。 2010年のドラフト2巡目全体33位指名で、キングスに入団したマーシャル大学出身のホワイトサイド。プロ最初の2年はNBAでほとんど出場機会を得られず、その後の2年間はDリーグ(現Gリーグ)や海外リーグを転々とした。下積み時代を経て2014年にNBAへの復帰を果たすと、身長213cmのサイズを活かしたブロックとリバウンドを武器に、契約したマイアミ・ヒートでセンターとしての才能を開花させた。 その後、2019年7月のトレードでポートランド・トレイルブレイザーズに移籍し、昨季は67試合で平均15.5得点、13.5リバウンド、リーグトップの2.9ブロックを記録。レギュラーシーズンでは、ユスフ・ヌルキッチやザック・コリンズらの離脱で手薄になったフロントコートの要として活躍したが、プレイオフでは復帰したヌルキッチに先発の座を奪われていた。 ブロック王2回(2016年、2020年)、リバウンド王1回(2017年)、オールディフェンシブ2ndチーム選出1回(2016年)という実績とともにキングスに復帰する31歳のビッグマンは、ディアロン・フォックス、マービン・バグリー三世といった若手スター選手をゴール下の守護神としてサポートすることが期待される。