ボストン・セルティックスは、現役最長身の226cmを誇る巨漢センターのタッコ・フォールと再契約で合意したという。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。 セネガルの首都ダカールで生まれ、16歳でバスケットボールを始めたフォールは、アメリカの高校に進学。卒業後はセントラルフロリダ大で4年間を過ごし、通算115試合に出場して平均10.1得点、7.7リバウンド、2.4ブロック、FG成功率74.0%の成績を残した。 2019年のNBAドラフトで指名はされなかったが、ドラフト外でセルティックス入り。10月26日(日本時間27日)の敵地ニューヨーク・ニックス戦でデビューを果たし、4得点、3リバウンドを記録した。その後はセルティックスと提携しているGリーグのメイン・レッドクローズを主戦場に、29試合に出場(スタメン11試合)して平均12.9得点、11.3リバウンド、3.1ブロック、FG成功率70.4%とインサイドを支配。NBAでは計7試合で平均3.3得点、2.1リバウンド、0.6ブロックというルーキーイヤーだった。 セルティックスは今オフ、クリーブランド・キャバリアーズから完全FA(フリーエージェント)となったトリスタン・トンプソンと契約合意にこぎつけたが、エネス・カンターをポートランド・トレイルブレイザーズ、バンソン・プアイェイをオクラホマシティ・サンダーにトレードで放出しており、インサイドの駒を確保する意味で、身長226cm・体重141kgを誇るフォールとの再契約を決めたようだ。シャラニア記者によれば、所属2年目となる新シーズンも2WAY契約になるという。 ファンの人気が高いことでも知られるフォール。25歳となって迎えるシーズンで、本契約を勝ち取る活躍を見せられるだろうか。