11月20日(日本時間21日)、デトロイト・ピストンズが、フリーエージェント(FA)のジェレミー・グラントと契約合意に至ったと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。契約は3年総額6000万ドル(約62億3000万円)になるようだ。 2014年のドラフト2巡目39位指名でNBA入りしたグラントは、フィラデルフィア・76ers、オクラホマシティ・サンダーを経て、昨年のオフにトレードでナゲッツへ。レギュラーシーズンは主にシックスマンとして平均12.0得点、3.5リバウンド、1.2アシストを記録すると、プレイオフではウィル・バートンに代わってスタメンに昇格。ロサンゼルス・クリッパーズとのカンファレンス準決勝でカワイ・レナード、ロサンゼルス・レイカーズとのカンファレンス決勝ではレブロン・ジェームズのメインディフェンダー役を務め、株を上げた。 また、ピストンズは、ダラス・マーベリックス、オクラホマシティ・サンダーとの三角トレードで、マーベリックスのコンボガード、デロン・ライトを獲得する交渉を進めているようだ。『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者によると、ピストンズはクリスチャン・ウッドのサイン&トレードで加入予定のトレバー・アリーザをサンダーに放出し、ライトを獲得。マーベリックスは、サンダーからジェームズ・ジョンソンを獲得し、サンダーにはピストンズからアリーザとドラフト指名権、マーベリックスからジャスティン・ジャクソンが譲渡されるという。 ピストンズへの加入が予想されるライトは、2015年のNBAデビューからの3年間を、当時トロント・ラプターズを指揮していたドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)の下でプレイ。トレードが成立すれば指揮官とは3シーズンぶりに共闘することになる。 ピストンズはそれ以外にも、20日にFAのメイソン・プラムリー、ジャリル・オカフォー、ジョシュ・ジャクソンと契約合意したとされ、トレードではドゥウェイン・デッドモンとロドニー・マグルーダーを獲得している。