11月18日(日本時間19日)、デトロイト・ピストンズとユタ・ジャズとの間でトレードが合意に至り、ピストンズは若手センターのトニー・ブラッドリーと今年のNBAドラフト2巡目全体38位指名のセイベン・リーを獲得し、ジャズはその見返りとしてピストンズから将来のドラフト指名権と金銭を受け取った。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 ノースカロライナ大学時代の2017年にNCAAトーナメントで優勝を経験し、同年のドラフト1巡目全体28位でロサンゼルス・レイカーズに指名されたブラッドリーは、ドラフト当日のトレードでジャズに移籍。これまでの3年間のNBAキャリア通算で70試合に出場し、平均4.4得点、4.2リバウンドという成績を残しているが、2年目まではほとんどGリーグのソルトレイクシティ・スターズでプレイしていた。 ジャズ時代は、オールスター選手のルディ・ゴベアが先発センターに君臨していた関係で出番が少なかったブラッドリー。新天地で出場時間を増やすためには、ディフェンスを重視するドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)に守備力やリムプロテクターとしての能力をアピールすることが不可欠だろう。 ブラッドリーの今季のサラリーは推定354万ドル(約3億7000万円)で、来季はクオリファイング・オファー(チーム側から契約のオファーが無い場合はフリーエージェントになる契約)となっているため、新シーズンは勝負の1年になる。