11月18日(日本時間19日)、ロサンゼルス・クリッパーズ、ブルックリン・ネッツ、デトロイト・ピストンズの3チームが、ランドリー・シャメットらが絡む三角トレードに合意したと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者と『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が相次いで報じた。 このトレードでクリッパーズはネッツにランドリー・シャメットを放出し、その見返りとして今年のNBAドラフト1巡目全体19位指名権を獲得。その後、クリッパーズはその19位指名権とロドニー・マグルーダーをピストンズに放出して、その見返りとしてルーク・ケナードを獲得することに合意したという。さらに、この三角トレードの一環として、クリッパーズは今年の55位指名権をネッツに譲渡し、その見返りとしてネッツから57位指名権を受け取るようだ。 このトレードにより、この日のドラフトで全体19位指名を受けたビラノバ大学のサディック・ベイはピストンズへ。全体55位で指名されたジョン・A・ローガン大学のジェイ・スクラブはクリッパーズ。そして全体57位で指名されたミシシッピ州立大学のレジー・ペリーはネッツに行くことになった。 ネッツに移籍するシャメットは、2018年のドラフト1巡目全体26位指名でフィラデルフィア・76ersに入団。翌2019年の2月にトバイアス・ハリスらが絡むトレードでクリッパーズに移籍し、キャリア2年目の昨季は、平均9.3得点、1.9リバウンド、1.9アシスト、3ポイント成功率37.5%を記録した。 2017年のドラフト1巡目全体12位指名でピストンズに入団したデューク大学出身のケナードは、先発シューティングガードに昇格した3年目の昨季に大きく飛躍し、平均15.8得点、3.5リバウンド、4.1アシスト、3ポイントシュート成功率39.9%という活躍を披露。しかし、昨年12月に両膝を負傷して長期離脱を余儀なくされ、わずか28試合の出場に終わっていた。新天地となるクリッパーズのバックコートの選手層は厚いが、ボールハンドラーとしても機能する能力を活かしてプレイタイムを確保したいところだ。