76ersがパティ・ミルズのトレードを画策か 放出候補は昨季不発に終わったジョシュ・リチャードソンが濃厚

フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)は、ドック・リバースを新HC(ヘッドコーチ)、ダリル・モーリーを新バスケットボール運営部門代表に迎え、2020-21シーズンの優勝を目標に掲げる。そのなかで、サンアントニオ・スパーズのベテランガードであるパティ・ミルズ獲得も視野に入れているようだ。 『The Ringer』のケビン・オコナー記者は、11月18日(日本時間19日)に開催されるNBAドラフトの指名予想企画内で、スパーズのミルズが他チームからトレード候補になると見立てている。 「パティ・ミルズに対してシクサーズや(ミルウォキー)バックスが関心を示している。フィラデルフィアとの交渉では、おそらく見返りとしてジョシュ・リチャードソンをスパーズは獲得できるだろう」 シクサーズは昨季、ジョシュ・リチャードソンとアル・ホーフォードを獲得したが、期待されたほどの活躍を見せられず。とりわけ、リチャードソンは平均13.7得点、3ポイント成功率34.1%と前年から成績を落とし、ロングシュートが武器ではないことからもプレイオフ1回戦敗退の要因の一つに挙げられていた。 一方、2014年にリーグ優勝の経験を持つミルズはシュート力に定評があり、シクサーズの補強ポイントにマッチする。『NBC Sports Philadelphia』のノア・レビック記者によれば、トレードの可能性についてこのようにレポートしている。 「ミルズは過去7年のうち、5シーズンでキャッチ&リリースの3ポイント成功率40%を記録し、ピック&ロールのボールハンドラーとしても安定している。オーストラリア人の同胞ベン・シモンズとのコンビは興味深く、危険な存在になれる。ただ、考慮すべきは32歳のミルズが年俸1330万ドル(約14億円)の契約を1年しか残していないこと。リチャードソン以上のフィットを求めるシクサーズだが、それが継続するかは約束されていない。グレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)も『パティは間違いなく我々の精神的なリーダーだ』と話している」 今年8月に32歳となったミルズは2011年の加入以降、スパーズで9年間を過ごしてきたが、自身3チーム目に移籍することになるのだろうか。

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