オクラホマシティ・サンダーは11月11日(日本時間12日)、マーク・ダグノートAC(アシスタントコーチ)が新HC(ヘッドコーチ)に昇格することを発表した。 昨季プレイオフで1回戦負けとなったサンダーは、5年間にわたって指揮を執っていたビリー・ドノバン(現シカゴ・ブルズHC)が契約満了となって退団。後任の選定作業を行っていた。 35歳のダグノートは、2014年から5シーズンにわたってサンダー傘下のGリーグ、オクラホマシティ・ブルーでHCとして指揮を執り、通算143勝107敗をマーク。3年連続での地区タイトル、4年連続でのプレイオフ出場に導き、昨季からサンダーのACを務めていた。 新HC就任が決まり、ダグノートはチーム公式サイトでこのように意気込みを語っている。 「サンダーのHCとなる機会を得られるのは本当に特別な栄誉です。これまでのオクラホマシティでの6年間でチーム組織への深い忠誠心、ホームと呼ぶ特別なコミュニティへの愛着を育んできました。ここに来た初日から私の価値観はチームと一致しており、それをコート内外で発揮できることを楽しみにしています」 2019-20シーズンのサンダーは、ラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージの2大エースを放出するチーム刷新を行いながら、下馬評を良い意味で裏切る形でプレイオフ出場を果たした。しかし、ここにきてその原動力となったベテラン司令塔クリス・ポールのトレード話しが進んでいると噂されている。 再び大きなチーム改革を行う可能性が高いなか、ダグノート新HCがどのようなチーム作りを推し進めていくのか注目だ。