16年のキャリアを誇る35歳のJR・スミスは、2019-20シーズンの開幕を未所属で迎えたが、バブル(隔離地域)でシーズンが再開される前にロサンゼルス・レイカーズに加入。そして、クリーブランド・キャバリアーズ時代の2016年に次ぐ、自身2度目のNBAチャンピオンに輝いた。 『CBS Sports』のポッドキャスト番組『All Things Covered』に出演したスミスは、「状況は全く違うけど、充実した気持ちだ」と自身が経験した2回の優勝について語っている。 「1度目の優勝のとき、俺はもっとプレイしていたし、試合においても重要な役割を担っていると感じていた。今回はプレイオフを通してほぼ出場する機会がなかったが、リーダー、ベテランとして若手を助けるコーチ的な役割は、これまでで最も難しいことの1つだった。サイドラインで試合を見て、味方に正しいポジションを取るよう支持を出す。これはこれで神経を使うものだった。だから、1回目と同じくらい2度目の優勝も良いものだったよ」 異なる立場で経験した優勝は、どちらも特別だとしたスミス。その後、「2016年のキャバリアーズと今年のレイカーズが対戦したら、どちらが勝つ?」と訊かれた際には、サイズで勝るレイカーズが有利だと主張した。 「レイカーズのサイズは、クリーブランドになかったものだ。クリーブランドでの俺たちは、相手が嫌がるハードで粘り強い守備をしていた。ただ、アンソニー・デイビスとドワイト(ハワード)を擁するレイカーズにはサイズがあり、さらにマーキーフ(モリス)を使ってラインナップを変更できる。クリーブランドにはこのような多彩さがなかった。レイカーズは様々な方法で戦うことができたが、クリーブランドには1つしかなかった」 無所属から、最終的には2つ目のチャンピオンリングを獲得したスミスだが、その去就は未定。果たして来季はどのチームでプレイするのか。