ニックスがラッセル・ウェストブルックの獲得を画策か “第3のチーム”を巻き込む大型トレードを米記者予測

トム・シボドー新HC(ヘッドコーチ)が就任したニューヨーク・ニックスは、ベテラン司令塔クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)をトレードで獲得する噂が根強く飛び交っている。一方で、同じく現役トップPG(ポイントガード)の1人であるラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ)も有力候補のようだ。 今季イースタン・カンファレンス12位(21勝45敗)に沈んだニックスは、シボドー新HCを迎えて再建を推し進める方針。実力派PGの獲得が囁かれ、レオン・ローズ新球団社長とつながりのあるポールが最有力とされてきた。 そのなかで、『Basketball Insiders』のスティーブ・カイラー記者は、「我らのニックスは何をする予定ですか? デトロイトの(クリスチャン)ウッドを獲得して、(ジュリアス)ランドルをトレードするつもりですか?」というファンからの“質問ツイート”に対し、このように回答している。 「ニックスはウェストブルック、あるいはクリス・ポールのような大型契約を背負うことも視野に入れていると聞いている。契約満了の選手がいて、ランドルやDSJ(デニス・スミスJr.)のような魅力的な人材、そしてドラフト1巡目指名権(全体8位)には価値がある」 カイラー記者によれば、ポールと並んでウェストブルックもニックスがターゲットとしている1人だという。しかし、ウェストブルックは今季ロケッツに加入したばかりで、2022-23シーズン(プレイヤーオプション)まで高額契約が残っている。 これを受け、『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者は2人のトレード候補について独自に展望している。 「ポールとウェストブルックの違いは、サンダーは再建の準備ができているのに対し、ロケッツはジェームズ・ハーデンを軸に優勝を狙っている。ニックスの若手選手と将来のドラフト指名権は、ハーデンが全盛期の間にロケッツが優勝するためにはおそらく役立たない。ニックスがウェストブルックを獲得する場合は、ニックスから選手やドラフト指名権を受け取る“3番目のチーム”が、有用なベテランをロケッツに放出する3チーム間トレードになるだろう。しかし、トレードに絡むチームが増えるとその内容は複雑になり、実現の可能性も低くなる」 ロケッツ1年目のウェストブルックは序盤戦でアジャストに苦労したが、スモールボールに移行後はプレイ内容が向上。最終的にレギュラーシーズンで平均27.2得点、7.9リバウンド、7.0アシストの成績を残した。

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