来季のウォリアーズは優勝候補の最右翼!? 米記者が主張「ビッグ3はレイカーズのそれよりも優れている」

ゴールデンステイト・ウォリアーズは今季、リーグ最下位(15勝50敗)に沈んだ。来シーズンの巻き返しを誓うが、現有戦力が万全の状態であれば、現在NBAファイナルで優勝に王手をかけているロサンゼルス・レイカーズに匹敵する“パワーハウス”になると米記者は予測している。 2014-15シーズンから5年連続でファイナルに進出し、うち優勝3回と王朝を築いたウォリアーズだったが、2019-20シーズンはエースのステフィン・カリーが開幕直後に左手を骨折して60試合の欠場を余儀なくされ、相棒クレイ・トンプソンも左膝前十字靭帯断裂のリハビリでシーズン全休。ドレイモンド・グリーンへの負担が大きくなり、全員が連動するパスワークを主体のアップテンポなスタイルは影を潜めた。

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しかし、すでにカリーとトンプソンはワークアウトで元気な姿を見せており、来シーズンに向けて現段階でポジティブな要素のほうが多い。『NBC Sports Bay Area』のグラント・リフマン記者は、「レイカーズが来季も優勝チームの本命という保証はない。理由の一つはウォリアーズの復活だろう」としつつ、対談した『NBC Sports』でNBAインサイダーを務めるトム・ハーバーストロー記者の見解を紹介している。 「クレイ・トンプソンが前十字靭帯断裂前の状態に完全に戻り、コートでプレイできるなら、私は(優勝候補に)ゴールデンステイト・ウォリアーズを選ぶ。なぜなら、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのビッグ3は、(レイカーズの)レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、そして“空席”に所属する誰かが入るビッグ3よりも優れている」 現状、レイカーズで3番手を担うカイル・クーズマは今プレイオフでチーム3位の平均10.5得点を挙げているが、デイビス(平均28.2得点)とジェームズ(平均26.9得点)の二枚看板に比べると格落ち感は否めない。この“3人目のスター”不在は、レイカーズとウォリアーズの決定的な差になる可能性があるとハーバーストロー記者は指摘した。 「コアメンバーに関しては、ウォリアーズの方がそれぞれの相性が良い。ケビン・デュラントのいない2015-16シーズンにNBA記録の73勝を挙げ、レギュラーシーズンにおいて実績がある。そして何より、ポストシーズンでタイトルを獲得している。クレイ・トンプソンの膝が万全で、ドレイモンド・グリーンが好調を維持し、ステフィン・カリーの手の不安がなければ、ゴールデンステイト・ウォリアーズだろう」 ウォリアーズが復活を果たすとなれば、来シーズンのウェスタン・カンファレンスの争いはいっそう激化しそうだ。

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