10月6日(日本時間7日)に行われたNBAファイナル第4戦は、ロサンゼルス・レイカーズが102-96でマイアミ・ヒートを下して対戦成績を3勝1敗とし、10年ぶりのリーグ制覇に王手をかけた。 あとがない状況に追い込まれたヒートだが、大黒柱のジミー・バトラーはまだ逆転優勝の可能性を信じているようだ。第4戦試合後の会見で語った内容を、『ESPN』のニック・フリーデル記者が伝えている。 「俺たちは自分たちがどんなチームであるか、そしてどんなプレイをするかについて自信を持っている。だから最終的な結果も受け入れるよ。もちろん試合には勝ちたい。そのためには、もっと多くの事をコントロールできると自分たちを信じ、集中しなければいけない。ただ、俺たちは自信を失ってはいないよ。それは高いレベルのままだ。それに次の試合に勝つためには、今までで一番高いレベルに気持ちを引き上げなければいけないからね」
王手をかけられながらも、気持ちの面ではまったく諦めていないとしたバトラー。ただ、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスという2大スターを擁するレイカーズ相手に、勝利することは容易ではないことを改めて認めている。 「俺たちは、もっと上手くプレイしなければいけないし、それができると知っている。俺たちはその片鱗を見せることができたが、その後に攻守でいくつかの致命的なミスをして、最終的に自滅した。だが、レイカーズは本当にとても良いチームだ。俺たちは完璧に近いプレイをしなければ彼らに勝つことはできない。第4戦では、それができなかった」 敗れた第4戦で22得点、10リバウンド、9アシストとチームを牽引したバトラー。今ファイナルでは平均27.5得点、7.8リバウンド、10.0アシスト、2.0スティールと獅子奮迅の活躍を披露している。 生き残りが懸かる運命の第5戦、バトラーはチームを鼓舞して勝利に導けるのか。注目の試合は10月9日(同10日)に開催される。