ヒューストン・ロケッツの新HC(ヘッドコーチ)候補に、同チームでアシスタントコーチ(AC)を務めるジョン・ルーカスが挙がっていると、『The New York Times』のマーク・スタイン記者が報じている。 現在66歳のルーカスは、1992-93シーズンにサンアントニオ・スパーズでNBAのHCとしてデビュー。これまでにスパーズ(1992-93、1993-94)、フィラデルフィア・76ers(1994-95、1995-96)、クリーブランド・キャバリアーズ(2001-02、2002-03)で、それぞれ2シーズンずつHCを務めている。HCとしての通算成績は173勝258敗で、プレイオフにはスパーズ時代に2度出場している。
ルーカスは、今季のプレイオフ敗退後に退任を表明したマイク・ダントニー前HCの下、4年前からロケッツの選手育成兼ACとして在籍。スタイン記者は、チームの二枚看板であるジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックと強固な信頼関係を築いているとした。 もし、ルーカスがロケッツのHCになった場合は、HCのブランク年数のNBA記録に並ぶと『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者は伝えている。現在の記録は、1978-79シーズンにボストン・セルテイックスで選手兼コーチを務めた後、1996-97シーズンにシャーロット・ホーネッツのHCに就任したデイブ・コーウェンスの17年となっている。 ロケッツを率いる上では、ハーデン、ウェストブルックとの関係性は重要な要素となるが、果たしてフロントはどんな判断を下すのか。