NBAが2019-20シーズンのコミュニティアシスト賞を発表 ポール、ヒル、ブラウン、バーンズ、パウエルの5人が選出

NBAは10月5日(日本時間5日)、2019-20シーズンのNBAケアーズ・コミュニティアシスト賞を発表。クリス・ポール(オクラホマシティー・サンダー)、ジョージ・ヒル(ミルウォーキー・バックス)、ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)、ハリソン・バーンズ(サクラメント・キングス)、ドワイト・パウエル(ダラス・マーベリックス)が受賞を果たした。 NBAケアーズ・コミュニティアシスト賞は、地域や海外での社会貢献活動に熱心に従事している選手を対象に、2001-02シーズンから送られてきた。NBAは今シーズンの選出について、「未曾有の新型コロナウイルスのパンデミックと社会正義の動きの中で、様々なコミュニティに参加し、シーズンを通じてサポートした」と説明している。

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NBPA(NBA選手会)会長のポールは、「不可欠な役割を果たした」とリーダーシップが高く評価され、「いつでもとても名誉なことだけど、今年は特に感慨深い。NBAプレイヤーにとって最も誇らしい勲章の一つだから、とても感謝している」と喜びを語った。 ブラウンは、今年5月に黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警察官に膝で首筋を押さえつけられて死亡した事件を受けて、車で15時間をかけて故郷アトランタに向かい、抗議デモに参加。社会正義を訴え続けているNBAプレイヤーの1人だ。また、ヒルはウィスコンシン州ケノーシャで起きた警官による黒人男性銃撃事件を受け、バックスが8月26日(日本時間27日)のプレイオフ1回戦第5戦をボイコットしたのを最初に決断した人物だった。 バーンズは妻ブリタニーさんとともにサクラメントの家族や高齢者に毎週食料品を供給するために4万ドル(約420万円)を寄付。さらにダラスの学生を支援する非営利団体もサポートしている。パウエルもテキサス大サウスウェスタン・メディカルセンターとパークランド病院に寄付するなど、精力的に社会貢献を行っている。 各受賞者が指定した慈善団体には、NBAから1万ドル(約105万円)が贈られる。

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