10月4日(日本時間5日)、アトランタ・ホークスが、公民権運動の中心的役割を果たしたマーティン・ルーサー・キング牧師を讃える意味合いを込めた新しいシティ・エディション・ジャージーを発表した。 ホークス、NBA、NBPA(NBA選手会)、Nike社が共同で発表したジャージーの胸元にはキング牧師のイニシャルである「MLK」という文字が大きく描かれている。このジャージーの売り上げはアトランタのコミュニティーに寄付される。
アトランタで生まれ育ったキング牧師を讃えるジャージーを作成した意図について、ホークスのマーケティング部長のメリッサ・プロクター氏は「私たちはキング牧師の一族、Nike社、NBAらと共同して、このジャージーを作れたことを誇りに思っています。キング牧師に代わって、彼の功績を次の世代のアトランタ市民、バスケットボールファン、そして世界中の人々に伝えることは、特に今だからこそ非常に重要なことです。キング牧師が最後に行った活動の1つは、経済的正義です。だからこそ、私たちは、このジャージーの売り上げを有色人種のコミュニティー支援に寄付できることを嬉しく思っています」と語ったと、『ESPN』のマーク・J・スピアーズ記者は伝えている。 スピアーズ記者がえた情報によれば、来年1月に来シーズンが開幕するならば、新ジャージーのデビュー日は1月18日(同19日)のマーティン・ルーサー・キング記念日になる可能性があるようだ。 フロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)で再開された2019-20シーズンでは、様々な方法で黒人の人権問題や社会正義へのメッセージが発信されている。