デンバー・ナゲッツのポール・ミルサップは、今季終了後にナゲッツとの3年契約が満了して完全FA(フリーエージェント)となる。 まだ去就が不透明なミルサップであるが、プレイだけでなくリーダーシップなど人間性を高く評価するチームは、35歳となったベテランビッグマンの残留を望んでいるようだ。地元紙『Denver Post』によると、ナゲッツのバスケットボール部門代表を務めるティム・コネリー氏が、地元スポーツチャンネル『Altitude』に出演した際にミルサップに対してラブコールを送った。
「私はポールがナゲッツのジャージーを着て引退する姿を見たい。彼がこのチーム、都市にもたらしてくれたものは特別だ。彼は勝利とは何か、また、ここまでのチームになるために必要だったことなど多くを教えてくれた」 ナゲッツのオフシーズンにおいて注目となるのは、プレイヤーオプションを破棄して完全FAになることが濃厚と見られるジェレミー・グラント。26歳と若く、今季評価を高めたグラントを引き止めるには、他チームとのマネーゲームは避けられず、ミルサップと再契約できるかどうかは、グラントの去就が決まった後になると予想される。 今季平均11.6得点、5.7リバウンドを記録したミルサップ。果たしてフロントの希望通り、ナゲッツに残留するのだろうか。