今年のNBAドラフトは11月18日(日本時間19日)開催が確定。バーチャルなど制限がありながらもドラフトコンバインの実施も決まり、各チームの選考も本格化してきている。 全体1位指名権を保有するミネソタ・ティンバーウルブズの戦略について、『Bleacher Report』のジョナサン・ワッサーマン記者が考察。今年のドラフト候補生にはスター不在のため優先順位はドラフト指名権をトレードダウンすることで、自分たちの求める見返りが得られない場合、全体1位で大型司令塔のラメロ・ボールを指名すると予想している。
ボールはその才能を高く評価されているが、ウルブズには同じ司令塔のポジションに昨シーズン途中トレードで獲得したディアンジェロ・ラッセルがいる。すでにラッセルとプライベートで仲が良いビッグマンのカール・アンソニー・タウンズの親友コンビができ上がっているだけに、ボール獲得を疑問視する声はある。 そのためシューティングガードのアンソニー・エドワーズを1位の本命に推す声は多い。しかし、ワッサーマン記者は「NBA関係者の中でエドワーズの評価は決して高くない」と指摘し、昨シーズン在籍したジョージア大がカンファレンス下位に低迷したように、チームを勝利に導くためのプレイに問題があると分析。勝利への意欲に欠けているとの見方も広まっており、全体2位指名権を持つゴールデンステイト・ウォリアーズも獲得を見送る可能性があると伝えている。 今後、各チームのドラフト戦略に関するニュースがより賑わってくる。ただ、そのなかでもウルブズ、ウォリアーズ、ボール、エドワーズが中心となることは間違いないだろう。